プレスリリース
2010年4月12日
Last update 2010-04-05
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超小型位置天文観測衛星
―Nano-JASMINE(ナノジャスミン)の打ち上げ正式決定―
打ち上げ決定!
国立天文台、東大、京大を中心に開発が進められている超小型衛星 Nano-JASMINE(主鏡口径5cm、衛星重量35kgの位置天文観測衛星)がウクライナ のサイクロンー4ロケットを用いて2011年8月にブラジルアルカンタラ発射場か ら打上げ予定であるが、その契約が2010 年2月26日に締結された。
アルカンタラ発射場
(クリックするとアルカンタラ発射場のgoogleマップへ)
サイクロン4ロケット (c)SDO Yuzhnoye
JASMINE計画シリーズにおけるNano-JASMINEの位置づけ
Nano-JASMINE 2011年8月打ち上げ
・望遠鏡の主鏡口径5cm、日本初の位置天文衛星(世界で2番目)
・衛星開発や運用プロセスを経験
・精度:数ミリ秒角(ヒッパルコスと同等)
Nano-JASMINE概観図
小型-JASMINE 2015年頃打ち上げ目標
・望遠鏡の主鏡口径30cm、精度10マイクロ秒角(10万分の1秒角)、小型科学衛星シリーズでの実現を検討中
・科学的・技術的に中型JASMINEにつなぐ。バルジの一部を観測
small-JASMINE概観図
JASMINE 2020年代打ち上げ目標
・望遠鏡の主鏡口径80cm、精度10マイクロ秒角(10万分の1秒角)、バルジのほぼ全域をサーベイする
中型JASMINE概観図
Nano-JASMINE
JASMINE計画における
最初の衛星
次世代宇宙からの位置天文観測(JASMINE)のための技術的蓄積(開発・ 軌道上実験)宇宙開発の一連の作業を経験。学生・若手研究者にとっても貴重 な経験。
日本初の宇宙からの位置天文観測経験ヒッパルコス衛星に次ぎ世界でも 二番目
ヒッパルコスと同程度の精度で観測 世界最高水準ヒッパルコスカタログ から20年が経過し、座標情報は劣化しつつある。そのため、同程度の精度でも、 位置の更正、更にヒッパルコスのデータと合わせることで、固有運動の補正が できる
世界初のzw-バンドでの全天位置天文カタログ
Nano-JASMINEの概要
衛星の仕様
衛星外形
50x50x50cm
質量
約35kg
打ち上げ
2011年8月
観測期間
2年
観測等級
zw-バンドで8等級より明るい星
観測波長
zw-バンド(波長領域は0.6μm〜1μmで、中心波長は〜0.8μm
(1μm(マイクロメートル)は100万分の1メートル)
Nano-JASMINEの概観図(外観)
Nano-JASMINEの概観図(内部)
開発体制
国立天文台:衛星全体の仕様決定、観測装置(ミッション部)の開発
データ配信、データ解析(文部科学省宇宙利用促進調整委託費を利用)
東京大学:衛星システム(無線機、姿勢制御、電源など)全般の開発
データ受信システム(宇宙利用促進調整委託費を利用)
京都大学:検出器のオンボード処理関連
データの受信・解析システムの構築(宇宙利用促進調整委託費を利用)
試作品
試作品組立風景
試作品の外観
望遠鏡
小型・軽量・熱変形の影響の低減を目指した全アルミ合金製望遠鏡。 表面には金を蒸着させている。
リッチークレチアン式の望遠鏡にビーム混合鏡を搭載する(主鏡5cm、合成焦点距離167cm)。
望遠鏡外観(12cm x 12cm x 17cm, 1.7kg)
地上局
データ受信:10mアンテナ(水沢)
地上からのコマンドアップリンク&データ受信:3mアンテナ(東大)
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