プレスリリース 2010年4月12日 Last update 2010-04-05
 
 
用語解説

アルカンタラ・サイクロンスペース社
ウクライナとブラジルの合弁会社で、ブラジルのアルカンタラ射場からのロケット打ち上げやオペレーションを行う会社。
位置天文学
自分を中心に仮想的に天空上に球を配置したものを天球とよぶ。星の天球面上の位置とその時間変化を測定する天文学。星の位置の時間変化から、以下の年周視差と固有運動が分かる。
年周視差
地球が太陽の周りを公転することから星は見かけ上天球上を楕円運動する。その楕円の長半径を年周視差という。この大きさ を測定する事により星までの距離が分かる。
年周視差の観測
固有運動
星は独自に運動しているので、天球上を直線運動する。この天球面上の運動を固有運動という。一般に星は固有運動における直線運動に地球の公転運動に伴う楕円運動が加わり螺旋運動をする。

固有運動
螺旋運動
サイクロン-4ロケット
ウクライナのユジノエ社が作っているロケットで、今までサイクロン-3型までの打ち上げ実績がある。サイクロン-4型は、サイクロン-3型より打ち上げ能力を上げたもので、今回の打ち上げが初号機となる。低軌道で4500kg、静止軌道で1700kgまで打ち上げ可能。
ジャスミン(JASMINE)
国立天文台JASMINE検討室では、JASMINE(Japan Astrometry Satellite Mission for Infrared Exploration)とよばれる人工衛星を用いた赤外線位置天文観測計画を超小型(主鏡口径5cm)、小型(主鏡口径30cm級)、中型衛星(主鏡口径80cm級)を順番に用いて行うというシリーズで進めている。そのJASMINEシリーズの総称。
超小型衛星
50kg以下の衛星を超小型衛星と言う。 近年、大学や企業などでこのクラスの衛星が作られるよう になってきた。価格が1億円程度で衛星を作ることがで きる。このような衛星は、今後幅広く使われるようになっ てゆくと期待されており、日本では東大中須賀研究室が3機 打ち上げているのをはじめとして、いくつかの大学が超小 型衛星を打ち上げ、実際に運用している。
リッチークレチアン式望遠鏡
反射望遠鏡の形式のひとつ。双曲面をもつ主鏡と副鏡からなる。主鏡に放物面を用いるカセグレン式とは異なり、 球面収差に加えてコマ収差も補正できる。
zw-バンド
Nano-JASMINE独自に用いる波長帯で0.6μm<λ<1μmを観測する。可視から近赤外領域の波長。1μm(マイクロメートル)は100万分の1メートル。
ビーム混合鏡
2方向からくる光を1つの望遠鏡に取り込むために設置された一定の角度をなす2枚の鏡。Nano-JASMINEでは99.5度離れた角度をなす光を取り込める。

2方向を観測する理由:星の個数密度が不均一なデータを取得した場合、1方向のみの観測だと、星の分布が本当に不均一なのか衛星の回転が不均一なのかが区別できないが、2方向の観測だとその両者の区別が可能となる(下図を参照)。
ビーム混合鏡
1方向のみを観測した場合
2方向を同時に観測した場合
バルジ
銀河系(天の川銀河)は渦巻き銀河であるが、そういった渦巻き銀河の中心部に位置する ふくらんだ構造をした部分。

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